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ヒスイの物語(^^♪ [アートクレイシルバー]

依頼されていたヒスイのシルバーリング、ようやく完成しました♪
2か月ほど前に、お客様からヒスイを預かって、ずっとイメージを膨らませていました♪
糸魚川のヒスイと書いてあったので、このヒスイが辿ってきた道をイメージして造りました♪

喜んでいただけてよかったです♪

フォルムは縄文土器、全体としては、日本列島の歴史をイメージして造りました♪
20180906_202820.jpg
・ リングの外枠は、東日本と西日本
・ 爪の部分が、富士山と伊豆半島
・ リングには縄文風の模様
・ リングの裏には、四つのプレートが掘ってあり、フッサマグナの上にリング本体のヒスイがあります

~日本列島の歴史です~

かつて、アジア大陸の東にあった日本列島は、2000万年前頃から分裂を始め、日本海とフォサマグナが1500万年前頃までに形成されました。東北日本は、半時計回りに、西南日本は、時計回りに、回転移動して合体しました。
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ほぼ同じ頃、伊豆・小笠原諸島がフィリピン海プレートにのって北上を開始し、関東山地を押し曲げながら、巨摩山地、丹沢山地、伊豆半島などが、次々に本州に激突・付加しました。

そして、現在の日本の形ができました。神奈川を中心とする南部フォッサマグナでは、北米プレート・ユーラシアプレート・フィリピン海プレート・太平洋プレート、四つのプレートが重なり合う世界でも珍しい場所です。
イメージ (5).jpg

富士山は、その時の伊豆半島の衝突で出来ました。富士山の下には、二つの富士山があります。

現在の富士山の形は、愛鷹山・小御岳火山、古富士火山、新富士火山の3世代にわたる火山活動によって形成されています。
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小御岳火山は今から10万年以上前に活動を停止したと考えられています。古富士火山は、現在の富士山の土台となった火山で、約10万年前から1万年前にかけて活動したとされています。
   
現在の富士山を形作った新富士火山の活動は、約1万年前に始まったとされ、1707年の宝永の噴火に至る1万年ほどの間に100回を超す噴火を繰り返したと考えられています。

新富士火山の活動が開始された時期は縄文時代の初期に相当し、富士山の周辺にも人類が生活していたと考えられています

参考文献;日本海の拡大と伊豆孤の衝突 有隣新書、静岡県HP


たくさんの人の歴史と今、私達がいるということも表現できたらと思って造りました♪

芸術にはこういう表現方法もあるということに気づかせていただいて感謝です♪
わたしにとって新しい発見でした♪

素敵な作品を造らせていただいたことに感謝です♪

たくさんの人にやさしい光がふりそそぎますように










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