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芸術と宇宙2 [パステルアート]

前回の軽便鉄道(100年前の風景)の第2弾です。
溜川橋を渡る軽便鉄道
軽便鉄道溜川橋4.jpg
当時(大正時代)は、早川河口付近には三本の橋が架かっていたそうです。小田原方面から来た場合、あやめ橋、早川橋(前回の絵)、そしてこの溜川橋の順で川を渡ったそうです。現在は、あやめ橋、溜川橋はありません。溜川橋あたりは、現在、魚市場となっている場所のようです。当時は、現在の小田原漁港がある場所を、軽便鉄道が通っていたようです。

神奈川県のHPによると、小田原漁港建設予定地の早川地区の海岸線は、入江を形成しておらず、海底も急峻(きゅうしゅん)なことから、全国的にも珍しい「堀り込み式」の漁港が計画されたそうです。陸地が掘り込まれて出来た港なので、軽便鉄道当時の面影はないです。
小田原漁港3.JPG
こんな感じです。ちなみに魚市場は、左の黄色い帯があるところです。おそらく現在、海となっているところが陸地で、線路があったのでしょう。想像してみると楽しいものです。当時は、熱海へ行く場合は、この道を通って行っていたようです。漁港ができたことで、道が変わったそうです(小田原漁港は昭和43年に開港)。現在は、国道135号線が、港の少し上の方にあります。

100年前に、ここに人が往来していたと思うと、なんだか不思議な感じがします。そして、この少し上の方に国道135号線と東海道線が通り、その少し上の方に新幹線が通っています。小田原は、すこし昔に思いを馳せると、この国の歴史が、瞬時に伝わってくる不思議場所です。

私は小田原が好きなんだなぁ。改めて思いました。
 
ちなみに、前回と今回は、今までと描き方を変えています。メインはソフトパステル(主にレンブラント)でハードパステルと鉛筆タイプを使って少し細かいところを描いています。マスキングテープとカッターは、使いません。型紙も、ほとんど使っていません。指で滑らかに伸ばすのは同じです。なので、仕上がりが、今までと違う感じがあると思います。型紙を使わない分、この方が描ける幅が広がり、慣れればスピードも上がります。ただ、パステル画材や紙の特徴によって調整が必要なので、それも含めて、更に鍛錬していこうと思います。

いつもご覧いただき、ありがとうございます。
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