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古事記散歩~伊勢原・秦野散歩~ [歴史・史跡探訪]

先日、伊勢原に行ってから気になった場所を訪ねてみました。
伊勢原にある十二柱(とうふたはしら)神社、伊勢原大神宮、秦野にある出雲大社相模分祠です。
いずれも古事記の最初の方に出てくる神様が多くお祀りされている場所です。

まずは十二柱(とうふたはしら)神社へ。
伊勢原駅から歩いて15分くらい。伊勢原大神宮の近くにあります。
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大山を後ろに、とても心地よい風の吹く場所にありました。きれいな蝶々も飛んでいました。
(小学校の近くぐらいの感覚で、あとは大山がきれいに見える杜を探したら、やっぱりそこでした)
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御祭神は、
天御中主神 ( あめのみなかぬしのかみ ) 高皇産火神 ( たかみむすびのかみ ) 神皇産火神 ( かみみむすびのかみ ) 角杙神 ( つのぐいのかみ )宇比地迩神 ( ういじにのかみ ) 宇麻志葦彦神 ( うましあしひこのかみ ) 大斗地神 ( おおとのじのかみ ) 面足神 ( おもだるのかみ ) 天之底立命 ( あめのそこたちのかみ ) 国之底立神 ( くにのそこたちのかみ ) 伊邪那岐神 ( いざなぎのかみ ) 伊邪那美神 ( いざなみのかみ )
です。説明書きには、特に武門武将の厚い崇敬を受けたと書いてありました。

古事記の一番最初に出てくる天と地が初めて分れたときに高天(たかま)の原に現れた創世の神様から伊弉那岐命・伊邪那美命が現れるまでの頃の神様がお祀りされている神社です。(先日、伊勢原周辺の神社MAPを見ていて初めてこの神社を知りました。まさしく古事記そのもの。大山が綺麗に見える場所って所がいいです。感動です。)

次は、ここから、歩いて5分ぐらいの伊勢原大神宮へ。
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由来については、
当神社の創建は、江戸時代初期の元和年間(1615~1624)のことであると伝えられております。
元和六年(1620)伊勢の国の人・山田曾右衛門と鎌倉の人・湯浅清左衛門は、大山参詣の途中、千手原という松原に一夜の宿を求めたところ、水音を聞いて開墾可能であることを悟り、当時このあたりを支配していた中原代官成瀬五左衛門の許可を得て、開墾に着手したのです。そこにだんだんと粕屋あたりより人が集まり現在の伊勢原市街の基礎が形成されました。曾右衛門は、この新しい開拓地の鎮守として、故郷である伊勢の神宮の神様を勧請し、奉祭することにいたしました。こうして創建された当神社の御祭神に由来して当地は伊勢原と呼ばれるようになりました。~神社HPより~
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こちらの神社は伊勢神宮にならって内宮と外宮があります。
御祭神は、
内宮(ないくう) 天照皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)
外宮(げくう)  豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)
です。
伊勢の神宮では、天照皇大御神が内宮に、豊受姫大神が外宮に、それぞれ奉祭されています。当神社もこれにならい両宮が別々に奉祭されています。全国でも珍しい社殿構造は、江戸時代に編纂された「新編相模風土記稿」にもみられ、創建以来の伝統として現在も受け継がれております。当神社境内には神宮遥拝所が設けられ、当地より伊勢の神宮をお参りすることができます。 ~神社HPより~
青空がきれいだったので(後ろから)
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心を込めてお参りをしてきました。

そして小田急で秦野駅へ。
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きれいな青空。
ここからバスで出雲大社相模分祠へ。15分くらいかな。
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素敵なところでした。
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素敵な鳥居。
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ご祭神は
大国主大神(おおくにぬしのおおかみ) 事代主大神(ことしろぬしのおおかみ)
合祀祭神28柱(兼務神社23社のご祭神)

出雲大社相模分祠は、明治21年(西暦1888年)に、島根県御鎮座の「出雲大社」第80代国造・千家尊福公の要請によって、当地累代の神職であり、報徳家であった草山貞胤翁が、出雲の大神の御分霊をこの地に鎮祭申し上げ、大国主大神の御神徳を関東地方に広めるための要処としたのを創まりとします。当初の御鎮座地は現社地から離れた渋沢峠でしたが、昭和50年(西暦1975年)に現社地に御遷座なさいました。以来、御社殿の増築、さらに境内地を拡張し大規模な植樹を施す等、益々その尊厳さを増して今日に至っております。
~神社HPより~
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こちらも心を込めてお参りしてきました。

そして神社境内にある、右から天神社、筑紫社、祓社です。
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天神社、少名毘古那(すくなびこな)神は神産巣日神(かみむすびのかみ)の御子。最初の十二柱(とうふたはしら)神社にも神産巣日神(かみむすびのかみ)はいらっしゃいました。

筑紫社は、宗像三女神(むなかたさんじょじん)がお祀りされています。
宗像三女神と聞くと江ノ島が浮かびます。

祓戸神についてウィキペディアより、
瀬織津比売(せおりつひめ) -- もろもろの禍事・罪・穢れを川から海へ流す。
速開都比売(はやあきつひめ) -- 海の底で待ち構えていてもろもろの禍事・罪・穢れを飲み込む
気吹戸主(いぶきどぬし) -- 速開津媛命がもろもろの禍事・罪・穢れを飲み込んだのを確認して根の国・底の国に息吹を放つ。
速佐須良比売(はやさすらひめ) -- 根の国・底の国に持ち込まれたもろもろの禍事・罪・穢れをさすらって失う。
※速開都比売を除いてこれらの神の名は『日本書紀・古事記』には見られない。
(他で以前に訪れた祓戸神社でも瀬織津姫様のお名前をお見かけしました。何となく清々しい気分になりました)

こちらは龍蛇神の社です。
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名前のとおり、青空に龍神様。きれいでした。
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この場所に来れたことに感謝です。

帰り道は、きれいな川沿いを歩いて秦野駅まで帰ることにしました。
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本当にきれいな青空でした。歩いて楽しかったです。
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帰りはドラえもん電車が来ました。幸せな気分になりました。
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今日は、いっぱい、お参りもできました。
そして、お天気も良く、とっても気持ちのいい、感謝・感謝の一日になりました。

今日は長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございます。

たくさんの人にやさしい光がふりそそぎますように。
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