小田原の中にある大事な日本の歴史～明治・大正編～

お店で、東京の板橋から来たお客様に、小田原
の観光でいいところと聞かれたので、箱根板橋
のお話をしました(^^♪ちょうど、先日の日曜日、
箱根板橋にある、古稀庵と皆春荘に行ってきた
ので、いろいろとお話させていただきました♪

＊古稀庵の敷地は、あいおいニッセイ同和損保
小田原研修所となっており、毎週日曜日の
10：00～16：00、入場料１００円で見学
できます。

古稀庵は、明治の元老であり、第３・第９代
内閣総理大臣の山縣有朋（1838年天保9年～
1922年大正11年）が７０歳の寿賀を迎え、
古稀庵と名付けて終の棲家とされた所です。
１９０４年から１９２２年（明治４０年から
大正１１年）まで使用されました。現在は、
庭園のみ残っています。

本邦初の自然主義的和風庭園の築造に心血を
注がれたとのことです。建物は、大正１２年
の関東大震災で被災損傷したのち、嫡男伊三郎
が栃木県の山縣農場に移築、保存されています。
山縣農場http://www.general-yamagata-foundation.or.jp/construction.html


古稀庵のすぐ上には、皆春荘があり、こちらは
第２３代内閣総理大臣の清浦圭吾の別邸として
建てられましたが、清浦圭吾は、その後、ここ
を離れ、大正３年に隣接する古稀庵と称される
山縣有朋の別邸の別庵として編入されました。
こちらは、建物も残っています。

皆春荘は、毎週木曜日～日曜日及び祝日の
11：00～15：00変更する場合もあり。
入場無料となっています。


古希庵には、夫人のために、古稀庵の海側に
暁亭という建物も建てられましたが、こちらは、
箱根湯本ホテル（建物部分）と旅館吉池
（お茶室部分）に移築、保存されています。
暁亭　https://www.hakonenavi.jp/spot/1188
旅館吉池　https://www.yoshiike.org/garden/guide_map/info_02.html


明治の小田原は、東京・横浜から比較的近くに
位置することから、湘南地区の別荘地の優位を
占めるようになりました。
小田原城址は、皇室御用邸となり、山縣有朋は
板橋丘陵上に古稀庵をつくり、大正になっては
閑院宮邸も置かれ、政治家、軍人、実業家、
文人の別荘が軒をつらねました。
谷崎純一郎、加藤一夫、北原白秋らが小田原に
在住したのはこの頃のことです。


あの、坂の上の雲で有名な、秋山真之は、ここ
小田原が終焉の地となっています。
古稀庵に山縣有朋を訪れ、知人宅で亡くなった
とのことです。
清閑亭のブログに書かれています。
https://machien5.exblog.jp/14149376/


徳富蘇峰は、「公は古稀庵に閉居していても、
天下をして政治の中枢が恰も小田原にあるが
如き感をあらしめた」と記しています。

これだけ云われている方なので、評価は、
いろいろで、良くも悪くも、近代日本の制度造
りに関わっています。ただ、日本だけでなく、
海外にも見聞を広め、日本の将来について考え
ていたのは、事実のようです。

大正の頃には、法律、教育、官僚、軍、経済、
交通その他の社会のシステムが、ひととおり
揃って、一つの到達点に達した感があると
思います。個人的には、そんな時代だからこそ、
山縣有朋の居る小田原の古稀庵に多くの人が、
相談に来たのではないかと思ったりします。
何となく今に通じるところがあるような気が
します。

今でも、ずっと、その場所から様々な方が、
日本の未来を気にかけてくださっているような
気がして、時々、古稀庵を訪ねてみたくなります。
何となくこの場所は、来客者を温かく迎えて
くれるような気がします。そして、訪れる人に
安らぎとともに、新しいアイディアを、与えて
くれるような気がします。

もちろん、それを活かし実現するのは、
あくまでも今を生きる自分自身ですが。



夏でも涼やかで時々、訪れたくなる小田原の
隠れた名所です。今の時代だからこそ、訪れる
価値のある場所だと思います。

時々、小田原の名所・史跡についても書いて
いきたいと思っています。


＊参考資料　古希庵、皆春荘パンフレット、
立木望隆著　小田原史跡めぐり

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小田原の宝石(^^♪

小田原の海で見つけたシーグラスで造ったペンダントです♪

二つのシーグラスを焼いて造りました♪
涼しげな感じで、この色合いが夏らしいかな♪

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小田原のチカラ～大切な日本の歴史と文化を伝える街～

ふらっとお店に、コーヒーを飲みに来られたお客様が、飾ってある絵を見て感動してくださいました♪とっても嬉しかったです♪お店の絵は、小田原の歴史や自然、文化を中心に描いたものが飾ってあります♪

小田原は、日本の様々な時代の始まりと終わりの象徴となる出来事・人が、たくさん入り交ざっている日本でも貴重で大切な場所だと、私は感じてます♪人・ものがたくさん交わり、この場所が、政治史だけでなく、文化・文明史的な貴重な足跡が、残されている場所だと感じています。

ただ、時間の経過とともに、消えてなくなってしまったもの、なくなっていくものがあるのも事実です。最近、特に、現代日本の基礎を造りあげた、日本の近現代史の記憶が急速に薄れていっているように感じています。明治・大正・昭和が、遠い遠い昔の出来事のようになりつつあるように感じています。

だけど、絵であれば、そこに人が生きた歴史を受け繋いで表現できるのではないかと感じています。人が、その時代に敬意を払い、思いを込めて、息を吹き込んだ絵は、生き物そのものだと最近、増々、実感しています。

そうして、そうやって描かれた絵を見ていると、未来に向けて何か大切なことを伝えてきているようにも感じます。パステル画を通して、私なりに、大切な人が生きた歴史を表現し伝えていきたいと強く思うようになりました。

小田原を知れば知るほど、時代が大きく変化する時に、深く関わってきた場所だということを感じるようになりました。

本当に、小田原は素晴らしい所です♪自然が豊かで、太古の昔から途絶えることなく文化が栄えてきた街です。印象深いパステルで、もっと、もっと小田原の絵を描いて、たくさんの人に、小田原の素晴らしさを伝えていきたいです♪

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パステルでメニュー描いてみたよ♪

パステルでお店のメニュー描いてみたよ♪



いい感じです♪こんな風にも、パステル使えます♪
パステルの可能性は無限大です～♪

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お店で展示始めました～あじさい電車の絵～

あじさい電車の絵、お店で展示始めました♪

これだけの大きさを展示するのは初めてです♪
あじさいの季節にぎりぎり間に合ったかな♪

あじさい電車を見ながら、コーヒーは、いかがですか？

しばらくの間、展示する予定です♪

お近くに来られた際は、覗いてみてください♪


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あじさい電車～タイムマシン１０８～

パステルであじさい電車描きました♪

もっと大きな紙で描いてみたくなって、１００均の白上質模造紙で、描いてみたら、素敵な仕上がりになりました♪紙のサイズは、78.8㎝×108.1㎝です。ハードパステルで描いてます♪


ほぼ机と同じサイズです!!　距離が近いのとデカすぎるのとで、写真がうまくとれない。また、ひとつチャレンジできたので、良かったです♪　いろんな材質の紙や、いろんなサイズの紙で描いてみたいです♪


実は、描く前に、実物の電車を、箱根登山鉄道の入生田の車庫まで見に行ってきました♪

行き当たりばったりでしたが、運よくこの１０８号車がいました♪（遠目から、ズームで撮影しました。中には入っていません）この電車だけ、昔のロマンスカーの塗装だそうです（３０００形）。そして、箱根登山鉄道は、今年１００周年だそうです(^^♪

どうしても、この電車が描きたくなって、いろいろ資料を探しながら、こんな感じに仕上がりました♪この電車、この路線が、たくさんの人と思い出を乗せて箱根まで、運んだのかなって思いながら描きました♪そして、今もこの電車は、たくさんの人に感動を与えているのだろうなぁって思いながら♪

大正時代の箱根は、どんな感じだったのかなとか、昭和３０年代に、新宿からロマンスカーで来た人は、どんな気持ちだったのかなとか、日本の成長と今を知る電車に気持ちが入ってしまい、ついつい夜中まで描いていました♪途中、昔の箱根を旅するロマンスカーを描いている気持ちになりました♪

本当に、この電車はタイムマシンだと感じました♪でも、風情のある電車も、あと数年で、引退して、新しい車両に変わるそうです。いずれ消えてゆく運命なのでしょうけど、大切な日本の文化・文明遺産をパステルアートに感動を添えて、自分なりに描き出していけたらと強く思いました♪絵は生きていると、強く感じました♪

絵を描いていると、未来に向かって、今、私達がこの時代、この世界に生きていることの意味が、何か伝わってくるように感じました。


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